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友人におすすめされ「わが投資術 市場は誰に微笑むか」を読んだ。
清原達郎さんが証券会社に入社してからファンドを立ち上げ、そしてファンドの運用を終了するまでに得たことが書かれている。
そこまで投資に詳しくないので、理解できない部分もあったが、ベイジアン的発想などは考えた方として面白かった。 ベイジアン的発想では「新しい事実を取り入れて、もともとの自分の考えと調整していく」1 と書かれていた。 必ず 6 がでるいかさまサイコロを一つ含む 100 個のサイコロがあり、そこから一つのサイコロを取り、振ったら 6 が出た。とったサイコロがいかさまサイコロである確率は?という題材で始まる。 1 回目は 5%、2 回連続で 6 が出たら 26、3 回目で 68%でいかさまサイコロである確率が 50%を超える。 このようにして、サイコロを振った結果を取り入れてこのサイコロが、いかさまサイコロかという判断をしていく。これを株式投資に置き換えて考えてみるとどうなるかという内容が後に続いた。
シンプルにして問題に置き換えて、確率論的な考え方を取り入れる手法に目からウロコが落ちた。
他にも、証券会社の裏側が良いところも悪いところも書かれており、興味深かった。
(難しいところはさらっと読んで)ドキュメンタリーの本として読むだけでも面白い。
清原達郎.わが投資術 市場は誰に微笑むか. 講談社, 2024, 143p. ↩
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